第七回: 英国留学を終えて

実に二年ぶりに書いています。

なんとなくロンドンにいる間にこの1年4ヶ月で感じた事をまとめておこうと思いました。being emoって感じなのかも知れません。

 

<勉学について>

日本ではおそらく学ぶ事のできないWar Studies(戦争学)の修士課程に在籍し、

戦争戦略などを学びました。

普段日本で生活していると対岸の火事のように感じる戦争という政治的行為について、

現実的且つ客観的に見つめ直す事が出来たように思う。

特に軍事力の在り方については180度考え方が変わった。

端的に言うならば、日本は早急に似非平和主義からの脱却・9条の廃止・軍事力の強化(主にSea Power)を計るべきだと考えています。(*理由を聴きたい人は本人に直接お願いします)

日本人で戦争学をで学んだ人は少ないと思うので、この点を活かしこれからどのように世の中に貢献していくかが課題。

 

<価値観について>

留学前は発信型の人間だったように思いますが、今は受け入れ型になってきたと感じる。

「これはこうでなくてはいけない 」と思っていた事が「まあそういう考えもあるよね」と。

歳をとったためか、または留学のためか、攻撃性は減少したのかもしれません。

ただし、日本人に対しては「何故日本で育ってそんなことも出来ないのだ」(主にマナーなど)と苛つく事も増えたように思う。その点では日本に帰ると息が詰まる。

刺が無くなった部分が多いけれど、更にエッジが効いたところも出てきたのかもしれません。

留学前は世界市民になれると思っていましたが、何故か更に日本人としての自己を強く認識するようになったのも変化の1つかも。

 

<ロンドン生活について>

ご飯?美味しいわけがありません。

ただし、言うほど不味いわけでもありません。食べる事は可能です。

日本のように安くて美味しいという物はありませんが、お金を積めばそれなりです。

おかげで料理スキルが上がりました。

愉快な仲間達(先輩方ごめんなさい)のおかげで一時期酒浸りの日々を送っていましたが、修士コースが始まってからは勉強漬けでした。

ロンドンで暮らしていて良いなと思ったのは、人種の多様性が1つ。エールビールの美味しさが1つ。ドアをあけて待っていてくれるイギリス人の精神性、24時間バス、博物館タダ、アンティークマーケット、服、ロイヤルフィルなどなど。

嫌だったのは、ご飯が不味いのとご飯が不味いのとストライキの多さと、サービスの悪さと飯のまずさと公衆トイレの少なさ。

治安は深夜にべろべろに酔っぱらって1人で帰っても大丈夫なくらいには安全だと言えます。

ロンドン日本人会やらなにやらで色んな濃い方々と知り合えたのは人生の宝になりそうです。

皆様の支えもあり、特に寂しさを感じる事もなくロンドン生活は非常に楽しめました。

 

<就職活動について>

希望通り外資系コンサルティングファームに決まりました。

4月から死に物狂いで働かせて頂きます。

戦争戦略とビジネス戦略の相関性について実践が出来れば何よりです

 

<恋愛について>

可もなく不可もなく。どちらかというとプラスと考えておく(例の件では皆様にご迷惑をおかけしました)。

中国人にストーカーされるとかゲイに路上でナンパされるとか面白い経験が出来ました。

 

早く落ち着きたいものです。

 

<将来について>

32歳までのプランは考えています。

当面は28歳でのHarvard Business SchoolへのMBA留学が目標です。

働く場所・生活する場所についてはもう日本に限定する必要もないので、柔軟にやっていきたい。

戦争を学んで、企業経営を学んだら、次には更に面白い事に挑戦するつもりです。

 

<最後に>

イギリス大学院留学というcostlyな事に挑戦させてくれた家族にまず感謝したいと思います。

並びに、ロンドンでの生活をより彩りのあるものにして下さった、いつもの3人組、戦争学部日本軍、ジョジョラーのあなた、Pre-sessionalコースの先輩・友人の方々、ロンドン日本人会でお会いした方々、異国の友人達、本当に感謝しています。日本に帰国してもお会い出来れば幸いです。

また、遠い日本から支えてくれた先輩・友人・後輩の方々、いつもご迷惑をおかけします。物理的な距離こそ遠くとも、精神的支えでした。これからも面倒を見て下さい笑